水草の育て方は簡単とも言えるし、非常に難しいとも言え、水草の種類、環境などに極端に依存します。水草を育てるのに絶対に必要なのは照明と、二酸化炭素(CO2)です。CO2が強制添加が必要な場合もあります。肥料は必要な場合もあります。また、水質が軟水である必要もあります。
水草の大敵はコケで、過度の照明の照射、過度の肥料投与、バランスのおかしい水質によりコケにより水槽が崩壊してしまう事もあります。
初心者はまずは初心者用の水草を枯らさずに維持できる事を心がけてみることが大切です。熱帯魚飼育同様に慣れが必要だからです。
次第に慣れてきたら、照明の追加、CO2強制添加機器、様々な肥料、などに挑戦してみるのが良いと思います。

水草は、二酸化炭素と光により光合成を行うことで生きることが出来、光は水草にとって必要要素となります。
水草の種類により必要な光の量が違いますが、一般的に60p水槽で、最低で40Wが必要とされます。従い、初心者はまずは40Wから初めてみましょう。
照明には従来の蛍光灯以外に、インバーター方式蛍光灯、メタルハイランドランプ、LEDなどがあります。

インバーター方式蛍光灯

インバーター方式蛍光灯には従来の蛍光灯にあるグロー球が無く、20%から50%程、同じワット数でも明るいとされています。

メタルハライドランプ

メタルハライド灯は、蛍光灯に比べて、明るさに特徴があります。「HIDランプ」というものに属する照明で、HIDランプとは、High Intensity Discharge Lamp、高輝度放電ランプの略で、よく見かけるのはナイターの野球場の照明としてです。高い位置から照射可能のため、蓋の無いオープンアクアリウムにすることが出来ます。但し、デメリットとして発熱量が多いため、夏場は水温上昇を引き起こしてしまいます。

LED蛍光灯

LEDは、40,000から50,000時間とも言われる長寿命で低消費電力で省エネ製品です。熱放射が少なく夏場の水温上場に影響を与えない、また、振動や衝撃にも強く壊れにくいとされています。デメリットはアクアリウム関連のLEDは高価であることです。

二酸化炭素

チャーム本店 水草は光を受け、光合成により水槽水の二酸化炭素を吸収して酸素を排出します。二酸化炭素は熱帯魚の呼吸から排出されますし、酸素は熱帯魚がエラ呼吸で吸収します。単純にみると良いサイクルで排出、吸収しあっているように取れますが、実際にサイクルが合致することは希です。
基本的には、二酸化炭素を必要とする水草は数多いのが現状で、所謂、初心者向けの水草は二酸化炭素を必要としないものが多い、ということになります。
ホームページで見せている美しい水草水槽では、ほぼ二酸化炭素を強制添加しています。逆に水草水槽のテクニシャンの中には、二酸化炭素を一切添加せず、上記の水草と熱帯魚の二酸化炭素と酸素のサイクルだけで美観を保っている場合もありますが、これはプロ、同等の上級者にのみ出来る高等技術と言えます。

従い、水槽の立ち上げに成功して、水草の楽しさも分かってきたら、二酸化炭素を強制添加してみることを推奨します。
二酸化炭素を強制添加させる期間は、光を当てている時間帯、照明がオンになっている時だけで、照明のタイマーを連動させてオン/オフを切り替えます。
二酸化炭素の強制添加には専用の器材が必要となります。簡易的なCO2添加方式である、タブレットやCO2リキッドといった商品もありますが、実際に効果がどの程度あるのか不明でお奨めすることは出来ません。
CO2器材は次のようなものになります。

CO2ボンベ

74g程の小型ボンベと2kgから5kg程の大型ボンベとがあります。小型ボンベが主流ですが、食品用(生ビールで使われる)としても使われる大型ボンベは圧倒的に容量が多いので実質的は非常に安上がりになります。一部の熱帯魚ショップで販売しています。通販ではおそらく法規的な問題から販売出来ないようです。
小型ボンベには専用のスタンドがありますが、大型ボンベには無いため、管理人は水槽キャビネットに針金で巻いて固定してあります。東日本大震災の際も倒れませんでした。

レギュレーター

CO2を減圧するための器具で、CO2ボンベに取り付けます。小型ボンベ用と大型ボンベ用がそれぞれあります。レギュレーターには接点にパッキンがあります。数年使うと劣化しますので、点検や交換が必要となります。パッキンに不具合が生じるとCO2が漏れてしまいます。

電磁弁

電磁弁は電気で制御されたスイッチです。照明のタイマーと連動させて、照明がオンで電磁弁もオン、照明がオフで電磁弁はオフとなります。電磁弁は動作中は熱を持ちますので、燃えやすいものや溶けやすいものには触れないようにセッティングするのが良いです。

逆流防止弁

逆流防止弁はボンベは一般的には水槽より低い位置にあるため、水槽の水が逆流しないようにするものです。

CO2拡散器

CO2拡散器には様々なものがあり、マニアックな商品が豊富なジャンルです。
おそらく、熱帯魚飼育器具の中でも一二を争う程、商品は豊富ですので、逆に初心者は何を選んだら良いのか難しい器具とも言えます。ここでもポイントは販売価格の安いものが一般的には初心者向けとなります。そこで、ここでは、「カウンター」が不要のものを紹介しておきます。写真のCO2ミスティー2は耐圧チューブを直接繋ぐタイプで、逆流防止弁も内蔵されているため不要です。


大体以上ですが、他に耐圧チューブは必須となります。繋ぐイメージは、
CO2ボンベにレギュレーターを取り付け、耐圧チューブで電磁弁まで接続する
耐圧チューブで電磁弁からCO2ミスティー2まで接続する
ということになり、2本の耐圧チューブを適切な長さに切る必要があります。

肥料

水草の主食とは、光と二酸化炭素です。肥料は主食ではなく栄養素で、与え方を誤ると、水草の成長の栄養にはならず、コケの発生に繋がります。

水草に必要な3大栄養素は窒素、リン、カリウムです。しかし、窒素は熱帯魚の糞から生じるためほとんど不足することはありません。リンも残餌などから生じるため、過剰になりがちです。窒素とリンが過剰になるとコケ発生に繋がる訳です。 カリウムは根などからの栄養吸収が多い水草に必要な栄養素で、一般的に不足気味になりがちのため、投入が必要とされる場合もあります。 その他、微量な栄養素として、カルシウム、マグネシウム、イオウ、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛などがあります。しかし現実的に個別の栄養素を与える事などできる訳がないために専用の水草用の肥料がある訳です。 水草の肥料は、水草の種類により肥料の吸収方法が違います。葉から吸収タイプの場合は液体肥料、根から吸収するタイプの場合は固形肥料を使用します。

液体肥料

管理人の使っているものです。他に代表的なものとして、テトラ「フローラプライド」、ADA「グリーンブライティ・シリーズ」などがあります。

固形肥料

管理人の使っているものです。他に代表的なものとして、ADA「アイアンボトム」、テトラ「イニシャルスティック」などがあります。


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