コケ対策

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水草とコケ

水草が成長するためには光は絶対に必要であることは誰しも理解してることですが、コケは水草の親戚のようなもので、光があればコケは生えるという事になります。光が無ければコケは生えませんが、水草は死んでしまいます。

しかも厄介な事にコケは水草よりも生命力が強く、繁殖力は水草より優れています。従い放置しておくと、コケは大繁殖して水槽を覆ってしまうことになりかねません。

更に厄介なのは、水草水槽においてコケが発生する原因は無数あるということです。

結論を言ってしまえば、コケが全く無い水草水槽などありえないはずです。

これは水槽という閉じられた環境に於かれているからです。自然界では例えば静岡県の柿田川は清流として大変に有名ですが、富士山の雨水や雪解け水が溶岩流に浸透して湧来出る清流により圧倒的に浄化されています。

水槽に於いては太陽光は禁物ですが、例え3000㏐の照明とは比較にならない程の光量である太陽光が柿田川の水草に照射するのですから、その成長がどれ程のものなかは容易に察しが付きます。

柿田川

コケ対策方法

最初に実施

コケが気になる状態になったらまず最初に次の方法を実施します。全て実施するのが大変であれば最低でも、1.と4.を実施します。

1.照明時間を短くする(例:10時間→8時間)

2.灌水時期を早める(例:週1回→2回)

3.灌水量を多くする(例:1/3→1/2)

4.肥料を与えない

次に実施

次に以下の方法を実施します。出来うる範囲で行って下さい。

1.ヤマトヌマエビを入れる:エンゼルフィッシュなどエビを食べる魚がいる場合は不可です。

2.石巻貝を入れる:特にフネアマ貝は強力です。

3.コケを食べる魚を入れる:オトシンクルスはあまり効果りませんが、フライングフォックスは効果あります。しかし成魚になると15cm程まで大きくなる。

4.濾過能力を上げる:具体的にはフィルターを追加する方法があります。しかし、濾材容量を増やすという方法もあります。物理的濾過効力の向上を目指し、小さい濾材を使うことです。その際、既存の濾材は全て出さず、半分を小さい濾材に交換する事によりバクテリアを留めておきます。

更なる対策

上記を試して効果が薄い場合は次の方法を実施します。

1.水面上をサルビニア・ククラータなどの浮き草で覆ってしまう。2週間で水面を覆ってしまうので、その時点で9割程を撤去します。

2.殺菌灯を使ってみる。緩やかな効果があることを管理人は確認しました。

日常のメンテナンスで

そして日常のメンテナンスでは次の方法を実施します。

1.後景のコケの付いた水草は半分は切る。

2.前景のコケの付いた水草は8割程切る。

コケはアクアリストの大敵です。必ず直面するので、めげずに頑張る事が重要です。


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